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店主コラム

2015年9月04日

貴船ウェディング

最近、貴船神社で結婚式を挙げる人が増えています。
伴侶に外国人の方を選んだ国際結婚も少なくありません。
少子化が進む日本において、挙式件数が年々増え続けていることは大変興味深いことだと思います。

やはり、貴船のイメージは変わり続けているのだと感じます。

貴船神社は水の神様の総本宮としての信仰が篤いことは以前から良く知られていたことですが、 近年はパワースポットとしても知られるようになりました。

そしてこの頃は縁結びの神様として、特に女性一人でお参りに見える方が目立つようになっています。

貴船は古くから「恋を祈る社」としても名高く、本社と奥宮の間には磐長姫命(いわながひめのみこと)を祀る結社(ゆいしゃ)があります。
今から千年昔、平安時代の女流歌人 和泉式部が夫の心変わりに悩み、ここに参詣して復縁を祈願したところ、その願いが叶えられたという伝説が残っています。
結社に詣でられる女性達は、この伝説にあやかろうとお想いなのでしょうか?

男の目から見ると、貴船神社はまた違った見方もできます。
今から850年昔、牛若丸こと源義経は貴船渓谷東側の鞍馬山で修行を積み、毎夜貴船神社へ平家討伐を祈願しに詣でたといわれています。
不遇な幼少期を経て、11歳で鞍馬山に預けられた義経が、圧倒的に不利な形勢からの一発逆転劇を果たした史実は、男子なら誰もが憧れるのではないでしょうか?

外国人から見ると、鞍馬・貴船はレイキ(2011年8月のコラムを参照して下さい。)の発祥地 としての意味合いが大きいようです。
今や全世界に800万人以上のレイキ実践者が存在すると言われ、イギリス オックスフォード イングリッシュ ディクショナリーには「Reiki」=“universal life energy”(患者の体の自然な 治癒過程を活発にするために、セラピストが患者の体に手を触れてエネルギーを注ぐことができるという原理に基づく癒しの技法。)と書かれています。
鞍馬・貴船山は、レイキに関心のある外国人にとってはメッカともいえる存在になっているのだと思います。

貴船を訪れる皆さんは、それぞれの見方をもって、ここをご覧になっているのですね。
それは見る人の視点によって、感じ方は千差万別なのでしょう。

貴船神社で結婚式を挙げたいとお考えの皆様も、それぞれがご自身の視点で見て、独自の感性で選んでいらっしゃるのだと感じます。
我々ご披露宴の設えを受け持つ立場としては、おそらく唯一無二であるお二人の感性に少しでも添った宴を催すことができるよう、精進したいと思います。

貴船は今朝も、様々な人種の、大勢の参拝客・観光客をお迎えし、ますます多様性を感じる今日この頃ですが、それでもやはり、貴船の神様は女性の味方であることは間違いないでしょう。
そういえば、こんな伝説も残されています。

宇治の平等院を造営した藤原頼道が、隆姫という正室がありながら、出世のために三条天皇の 二ノ宮を迎えようとしたところ、それを可哀想に思った隆姫の乳母が貴船明神に報告します。 すると、頼道は一時的に危篤状態に陥ってしまいます。
貴船の神さまが、頼道にお仕置きしたのだとか・・・
(12世紀の女流歴史物語作家によって執筆された『栄花物語』の「たまのむらぎく」の巻より)

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